当店ではハイライトカラーをおすすめしてるんですが、ハイライトといってもいろんな種類があり、何がなんなのかわからないというお客様が多数いらっしゃって、この疑問を解決してほしいという要望がたくさん寄せられているので徹底解説していきます。
ちなみにこの記事は私個人の見解なので違う意見ももちろんあると思いますので、あくまで参考程度にお願いします。それと出てくる画像はAIに出してもらった画像もあり、現実とはやはり違いますので、その辺りも考慮して見ていただけたらと思います。
ほかにもハイライトカラーのメンテナンスや色落ち具合、注意点なども解説していきますので、どうぞ最後までご覧ください。
ハイライトの種類
現在全国の市場に出回っているハイライトメニューをざっと上げてみました。
- ハイライト
- コントラストハイライト、筋感ハイライト・地毛ハイライト
- 白髪ぼかしハイライト・極細ハイライト
- シークレットハイライト
大体こんなものでしょうか、メッシュというのもありますが、ほぼハイライトと同じようなものなのでここでは省きます。
ハイライトというものは髪に明るい筋を何本も入れていく技法です。その筋を太くしたり細くしたりで印象が変わります。あとはどれくらいの数を入れていくか、どれくらいの明暗(コントラスト)をつけるかで印象が変わっていきます。
ハイライト


これが私が思うスタンダードなハイライトです。この記事内では以下スタンダードと呼びます。スタンダードはあまり目立ちすぎないというのが一番の特徴で、全体に筋がなじみ、溶け込んでいるような印象を持ち、一番トライしやすいハイライトだと私は考えております。

以下 動画で見るとわかりやすいのでこちらもどうぞ
そこまでハイライトを目立たせたくないナチュラル思考のかたや、明るめがいいという方に向いています。スタンダードハイライトに限らず、全てのハイライトに言えることはやればやるほど深みが増していきます。育てていく感覚を持っていただくのがいいかなと思います。
コントラストハイライト・筋感ハイライト・地毛ハイライト
続きましてコントラストハイライト、または筋感ハイライト、あるいは地毛ハイライトとも言えるスタイルです。ここが一番お伝えしたいところなんですが、一般の方には非常にわかりにくい部分です。スタンダードなハイライトよりも筋が目立つようなデザインなので実際見てみてください。

いかがでしょうか?スタンダードに比べてハイライトの筋が目立ちますよね?このように筋がくっきり目立つので筋感ハイライトという名前をつけてるサロンもあります。このハイライトと暗い部分(ハイライトが入ってない部分)とのトーン差をつけるのがコントラストハイライトです。そしてこのハイライトの太さや数を調整していくとまた見た目が変わっていきます。

これは1枚目のコントラストハイライトから表面の部分だけ細めにしたパターンです。

これは太めで数を減らしたパターンですね。これもまた印象が変わりますよね。

コントラストが強くて細めというパターン。これは地毛ハイライトとも言えます。
実際に当店で施術したコントラストハイライトの実例です。ちょっと光の加減で分かりずらいのもあるのですがご参考までに。
こう見ていただくと、コントラストが強いとクールでかっこいい雰囲気になりますね。かっこいい女性像とか、外国人風とかが好きな方におすすめです。
地毛ハイライトとは
地毛ハイライトは地毛、つまり黒髪にハイライトを入れて、黒い部分には色を入れない技術です。当店でも地毛ハイライトをやり始めているお客様がいらっしゃいますが、まだ完成した人が一人もいないので、完成したら追記します。ちなみに見た目はほぼコントラストハイライトと一緒なんですが、じゃあ違いは何?と言いますと色落ちの違いがあります。あとでまた述べますが、地毛ハイライトは断然色落ちに強いのでメンテナンスがめちゃくちゃ楽になるというメリットがあります。
コントラスト強めを弱くしていくとどうなる?

これがコントラスト強めの後ろから見た画像です。
コントラストを和らげていくとこうなってきます。

このようにコントラストをやわらげると筋が全体に馴染んで立体感が少なくなってきます。

さっきの雰囲気から2トーンほど暗くするとこんな感じに。
実際に当店でコントラストが甘めのハイライト例です
コントラストをコントロールすると印象がかなり変わってきますよね?なのであなたの好みの状態がどれなのか明確にする必要があります。
ここまで読んで気づく方もいらっしゃるかと思いますが、実はスタンダードのハイライトもコントラストはあるんですね。つまり全てのハイライトはコントラストハイライトだとも言えます。
なので美容師側が一般の方にわかりやすくするためにコントラストハイライトという名称をつけたというのが私の見解です。
白髪ぼかしハイライト・極細ハイライト
ここからは応用になります。白髪ぼかしハイライトとは白髪が出てきて悩んでいる方に適したハイライトとなるので、これも単なる名称の違いでしかなく、上記で説明してきたハイライトを駆使していくだけです。つまり白髪ぼかし用のハイライトがあるわけではないということです。
ですが強いて言うなら太めのハイライトより細めのハイライトが多く入っている方が白髪が目立ちにくくなります。あとは人それぞれの好みで選んでいけば良いかと思います。
3つの動画のお客様は白髪ぼかしをしたくて、デザインはグレイッシュでしっかりぼかしたいという要望だったので、コントラスト強めで極細ハイライト多めで施術しました。
実際に白髪ぼかしハイライトをやってくださっているお客様に話を聞くと、ハイライトが入っているのと入ってなのとでは、白髪が伸びてきた時の目立ちにくさが全く違うのでストレスが相当減ったそうです。もうハイライトやめられませんという声を多数いただき嬉しい限りです。
白髪ぼかしハイライトより白髪ぼかしカラーで良い場合
白髪ぼかしはハイライトを入れなくてもぼかせます。白髪率が高い場合、そこまで無理してハイライトを入れる必要はありません。通常カラーで十分ぼかせます。もしハイライトのデザイン性が好きなのであればやってもいいとは思いますが、ぼかしの効果はそこまで得られません。あくまでデザインが変わるだけです。
白髪率が低くて、まだ数本しか見えない場合はこのような極細ハイライトは非常におすすめです。
シークレットハイライト
シークレットハイライトはその名の通り、入っているのか入ってないのかわからないくらいのハイライトなので、シークレットハイライトというネーミングになっています。

下の動画はシークレットハイライトではないんですが、ハイライトを入れてから半年経っている状態で、シークレットハイライトと同じような見た目になっていますのでご参考までに。
シークレットハイライトは4〜5年前にやっていたんですが、長持ちしないのでスタンダードハイライトの方が長く楽しめるし、半年くらい経過するとシークレットハイライトみたいな見た目になってくるので、現在当店ではスタンダードハイライトをおすすめしております。
ハイライトカラーの色落ちとメンテナンスについて
ハイライトカラーはメンテナンスが重要なので、そこを良く理解してからやるのがおすすめです。
ハイライトカラーの年間工程表
1回目ハイライト
2か月後 メンテナンスカラー 4ヶ月後 メンテナンスカラー6ヶ月後 2回目ハイライト
8ヶ月後 メンテナンスカラー 10ヶ月後 メンテナンスカラー12ヶ月後 3回目ハイライト
繰り返しこれが理想的なハイライトカラーの工程表なんですが、2ヶ月スパンのメンテナンスじゃなくても大丈夫です。3ヶ月スパンで考えた場合、ハイライトして次のハイライトを入れるまでの間のメンテナンスカラーは1回になります。反対にもっと頻度を上げて1ヶ月スパンでもOK。この辺は好みだったり、コスト面などで選んでいただけたらと思います。
紫シャンプーはほぼ必須
ハイライトカラーをやっていく上でほぼ必須アイテムとなるのが紫シャンプーや紫コンディショナーです。当店ではオラプレックスの製品をおすすめしてます。税込¥3,080
ハイライトカラーが色落ちしてくると黄色っぽくなっていきます。ちょっと痛んで汚く見えてしまう色です。この黄色の補色が紫になりますので、黄色を打ち消してベージュっぽい色味に変わります。基本的には週1回の紫シャンプーで良いです。
はハイライトを入れてからの色落ち具合とメンテナンスをした後のカラーの様子です。
はハイライトの色落ち具合が非常にわかりやすいです。紫シャンプーでのメンテもしている状態です。
色落ち具合が派手にはなる
動画の色落ち具合はかなり参考になったかと思いますが、実際に体感するのはやはり違う可能性があります。やはり派手な印象や痛んで見えたりなど、色落ちによる不快感が出る方も少数いらっしゃいます。もし少しでも明るくなるのが嫌であれば、ハイライトはしないほうが無難です。
ハイライト不可の髪やダメージ対策
ハイライトにトライしたいけどそもそも誰でもできるのか?という疑問にお答えします。
あくまで当店ではこういう場合、ハイライトできませんというのを挙げていきます。
- 暗めのカラー残留がある
- ハイダメージ
- 毛先が削がれすぎ
- 縮毛矯正履歴がある
- 当店でカットしてない方
ざっとこんな感じなんですが、もしこのような履歴が髪に残っている場合はその部分が切ってなくなるまでハイライトはできません。当店でハイライトカラーをやりたい場合、まずはカットなどでご予約いただき、カウンセリング後にハイライトの日程を組ませていただきますのでご了承ください。
ちなみにカットはとても重要です。ハイライトに適したカットをしないとハイライトが毛先までしっかりと出ないからです。
ダメージ対策
ハイライトをすると痛むのでは?と気になっている方も多数いらっしゃると思いますが、全然大丈夫です。もちろんダメージがゼロではありません。ですが近年のブリーチはかなり良くなっており、トリートメントも同時にやっていくので、施術日は逆にサラサラになります。
それと自宅で使用してもらうシャンプーやトリートメント、あとは正しい乾かし方をしっかりやっていただければ比較的ローダメージで過ごせますよ。そのあたりもしっかりアドバイスしていきますのでご安心ください。
当店では現在ハイライトクーポンを2種ご用意しておりますのでどうぞご利用ください。カットはついてないのでもしカットもご希望の場合はカットメニューをプラスしてください。
お気軽にご相談ください
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